近居の時に活用できる助成金

近居とは、同居や敷地内同居とは異なり日常的に往来ができる範囲で親世帯と子世帯がクラスことを言います。徒歩・自転車・車・電車で1時間以内で行き来できる距離で住むことを言い、お互いにプライバシーを守りながらも、何かあった時に頼れる距離に住むことができるため、子世帯が子育てのサポートをしてもらいやすく、親世帯は介護が必要になったときのサポートを受けやすいというメリットがあります。同居よりも気軽にコミュニケーションがとることができるため、近居という形を希望する人はたくさんいます。そんな近居は国や自治体も支援しているため、近居で住宅を作る時に助成金や補助金も活用することが可能です。

具体的な支援策としては、UR賃貸住宅を活用するということができます。同じ団地あるいは2km以内の別の団地に住むことで割引を受けることができるようになっています。自治体によっては補助金の対象になっていて、東京都墨田区では義務教育が修了する前の子供がいる世帯が親世帯と同居または近くに住む場合に対象となる助成金は、新築住宅を購入する時に50万円、中古住宅を購入する時に30万円を支給しています。神奈川県厚木市では戸建またはマンションを対象に、取得費が500万円以上の物件であれば近くに住むなら50万円、同居なら60万円の支給を受けられます。

ほかの自治体でも行っているため、住む際には助成金などが受けられないかをチェックすることがおすすめです。